文=安田洋平(株式会社アンテナ)
「麦とろ 丸子亭」の「まぜこぜとろろ丼」。
この他にも桜えび、しらすの入った「紅白とろろ丼」など、丼メニュー充実。
何とライスの上にモダン焼きが乗っている、
「モダン ひまわり」の「ライスモダン焼き」。
丼情報を調べる上で頼りになるサイト
「丼王への道」
知り合いのOLさん(女性・30代)に「もし自分の会社が移転するとしたなら、まず何の情報が知っておきたいですか?やっぱりランチ情報とか?」と尋ねたところ、返ってきた答えは「丼情報ですかね?基本ワタシ、ランチはかっこみ系ですので……」。果たして典型的なOLの答えなのかやや疑問の残るところではありますが、確かに丼はワーカーにとってコンフォート・フード(手早く食べられるとか気取らない良い庶民食とか、そうした食べ物のことを言います)の代表格ではあります。
というわけで、エリアの丼事情についてリサーチしてみることに。早速庶民メシの宝庫・中野にやってきました。中野って実はTokyo Walker誌の2011年住んで良かった街ランキングの1位だったりするって知っていましたか?そんな中野で選ぶ丼1品目は「麦とろ 丸子亭(まりこてい)」の「まぜこぜとろろ丼」です。粘り気が強く栄養価が高い静岡産の自然薯(じねんじょ)をつぶし、白味噌の味噌汁で溶いたとろろを、マグロの赤身、納豆、あぶった海苔と一緒に麦飯によそった丼。またセットでついてくるけんちん汁の、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、シイタケと、その具沢山ぶりが嬉しい。女性にも年配の人にも喜ばれそうなヘルシー系丼です。
次に試してみたのは、お好み焼き・モダン焼き専門店「モダン ひまわり」の「牛すじ入ライスモダン焼」。あれ、丼特集では?実はこちらにはライスモダン焼きなる、なんとご飯のうえにモダン焼きを載せたメニューがあるのです。小麦粉に、焼きそばの麺、ライスの組み合わせって、どれだけ炭水化物なの!?先程とはうってかわって正真正銘ジャンクフード系丼ですが、これはこれで意外にうまい。実を言いますと、今回の丼のセレクションはこちらのサイト「丼王への道」を参考にさせていただいています。ラーメンマエストロならぬ丼キングを目指して、なんと日本全国の丼を食べ歩きリサーチしてくれているサイトです。
スマート&スピーディーな働き方を志向するみなさんは、きっと食にもコンパクトさを求めるはず。となれば、効率性と内容の濃さを兼ね備えた丼事情のチェックは、ワークスタイルとの関連においても欠かせません!