文=安田洋平(株式会社アンテナ)
ストックホルムにいったら是非行ってみてください。フムレゴーデンの敷地内にある
「Restaurang Humlegården」。
(写真提供=Debaser)
春夏を中心に夜はレセプションパーティーなどにもよく使われています。
こちらのサイトでその模様が見られます。
海外旅行に行った際には、必ずその都市の風景で日本にもとり入れたいと思うところを探し求めてしまう習性がある。北欧の都市ストックホルムを訪れたときに目に付いた、公園の中にあるレストランもそのひとつだ。市内中心部にあるフムレゴーデンという大きな緑の公園、その敷地の片隅に屋根つきのスペースがあり、平日の昼はクロスを引いたテーブルが並ぶ着席のレストランとして使われ、一方、夜や週末は立食中心のバースペースとして、いつも賑わっている。名前は 「Restaurang Humlegården」といい、ストックホルムではちょっとした人気スポットとなっている。
また、レセプションのパーティー会場などとしてもしばしば使われているらしく、「有名ファッションブランドがここでお客さんを招いての屋外パーティーをDJ付きで行いました。」といった記事を見つけることができる。そして楽しげなそのときのパーティースナップなども。普段でも、主に春夏には、夜はイベントが組まれており、日替わりでDJが流す都会的な音楽を聴きながら、ここでストックホルム市民はお酒を飲んでいる。
さぞかし、ストックホルム特有の涼しい心地の良い風を感じながら、チークの木が生い茂る、まるでちょっとした森のような緑の中でのナイトタイムは気持ち良いでしょうね。フムレゴーデンは日中でも、サッカーやフリスビーを楽しんでいたり、青々とした芝生の上でピクニックを楽しんだり、寝転んだりと人々が思い思いにゆったりとした時間を過ごしている場所ですが、その居心地をうまく生かし都会的な交流空間として、商談にも、アフターファイブのリラックスにも生かしている。その光景、ぜひ日本でも真似して欲しいです。