文=安田洋平(株式会社アンテナ)
妻とベビーと、ワーキングデーの公園ランチタイムデート、いかがですか?
一日の中でもONとOFF、使い分けて。
手前味噌で恐縮ですが、筆者の家では子どもが生まれたばかり、2ヶ月ちょっとになったところなのです。しかし平日は仕事が忙しくてなかなか一緒に過ごす時間が取れない。夜もなにかと遅くなってしまう。休日に仕事が入ってしまうこともしばしば。時間の長さじゃない、一日に少しでも妻と子と過ごすひとときがちゃんとつくれているかどうかが肝心だと頭ではわかっていても、なかなか仕事とのやりくりが大変……。同じように思っていらっしゃる親御さん、意外と多いのではないでしょうか。
そんなとき、オフィスのすぐ横がセントラルパークのような、都市の大公園だったらと妄想します。妻と示し合わせておいて、お昼休みにベビーカーで赤ん坊を連れてきてもらう。それで、フサフサと茂った芝の上にピクニック・ラグを敷いて、妻と座り、赤ん坊を寝転がせて。ランチバスケットも忘れずに。わずか1時間に満たないオフタイムだとしても、立派に家族のひとときを緑の中でつくり出せる。赤ん坊はパパと過ごせるし、子育てを独りで抱え込んで鬱にでもなりそうな妻の話だって聞いてやれる。いい気分転換になるのはもちろんのこと。何しろ昼間の太陽の下で、というのが健康的でいいでしょう?
我が家の場合、まだ子どもが生後間もないですが、もう少し大きくなれば、一緒にボール遊びをしたり、そんなことも公園ならできますよね。成長と共に、子どもとの思い出が、いつもの公園でいくつも積み重なっていく。素敵ではありませんか。
公園はひとりで静かに過ごしたり、もうひとつのワークスペースとしたりするにももちろんいいですが、言わずもがな家族とのこれ以上ないコミュニケーションスペース。それが職場のすぐ横にあったら、賢く使わない手はありません。昼休みが終わったら、家族にバイバイしてまたオフィスへ戻る。そんなお昼のスタイル、都会的でいいですよね。